BPファシリテーターとは
BPファシリテーターは、BPプログラムの目的達成に向けて、BPプログラムを企画し、参加者を募集、そして決められたセッション計画に基づき、参加者中心型のBPプログラムを運営する人のことです。BPファシリテーターは、一般的なファシリテーターとはかなり違った役割を担います。
「親子の絆づくりプログラム”赤ちゃんがきた!”」 (BP1プログラム)を企画・運営するファシリテーターをBP1ファシリテーター、「親子の絆づくりプログラム"きょうだいが生まれた!"(BP2プログラム)」を企画・運営するファシリテーターをBP2ファシリテーターと言い、両ファシリテーターを総称してBPファシリテーターと呼びます。
BP1ファシリテーターとBP2ファシリテーターとは別資格で、それぞれのファシリテーター養成講座修了後、BPJ認定資格取得手順に従い、BPJの審査に合格することで資格が取得できます。
BPJ認定資格取得手順については、BP1ファシリテーター資格取得手順、またはBP2ファシリテーター資格取得手順を参照してください。
BPファシリテーターは黒子
「BPファシリテーターとは、どんな人か、何をする人か」という問いに、一言で的確に答えると「黒子(くろこ)」です。人形浄瑠璃になくてはならない黒子です。黒子に徹しながら、なおかつ以下の4つの役割を果たすことが求められています。- 安全で、安心できる、あたたかい場をつくる力
- 参加者どうし、参加者と機関などをつなぐ力
- 参加者の良い面や秘めた力などを引き出す力
- 目的が達成できるように促進する力
BPファシリテーターは、「自分は、黒子である」とはっきりと意識して動くことにより、これら4つの役割が果たせるのです。
黒子は目立ちませんので、特に感謝されることはありません。そのため、最初は「物足りない」と感じる方もいるようですが、経験を積むに従いBPファシリテーターの醍醐味が自覚できるようになります。
もちろん、短期間に4つの力を獲得することは難しいですが、自分のファシリテーターとしての力量の向上をめざして、毎回「振り返り」をし、工夫をしながら経験を積んでいくと、自然にファシリテーターとしての力がついてきます。それは他の仕事の仕方にも大きな影響を与えるものです。BPファシリテーターの経験を何年か積むと、「あなた、変わったわね」と同僚や上司から褒められたという話はよく聞きます。