BPプログラムが生まれた経緯

「親子の絆づくりプログラム」(愛称:BPプログラム)は、NPO法人こころの子育てインターねっと関西(略称:KKI)により開発されたプログラムです。
BPプログラムは、2つのプログラムの総称です。ひとつは、「親子の絆づくりプログラム"赤ちゃんがきた!"」(愛称:BP1プログラム)です。もうひとつは、「親子の絆づくりプログラム"きょうだいが生まれた!"」(愛称:BP2プログラム)です。

NPプログラムからBP1プログラムへ

KKIでは、2003年よりカナダ州政府が開発した親支援プログラム「Nobody's Perfect(完璧な親なんていない!)」(略称:NPプログラム)を日本で普及する活動に本格的に取り組んできました。NPプログラムは、0歳から就学前の子どもを育てる親を対象とした参加者中心型のすばらしいプログラムです。そのNPプログラムを実践するなかで、0歳の赤ちゃんを初めて育てる親向けのプログラムの必要性を強く感じ、KKI内部にBPプロジェクトが立ち上げられ、BP1プログラムの開発が始まりました。

様々な分野の専門職とお母さんの声が反映されているBPプログラム

BPプロジェクトのメンバーは、地域などで実際に子育て支援に関わっている助産師、保健師、保育士、栄養士、精神科医など専門職と子育て真っ最中の母親で構成されました。専門職は、行政やつどいの広場など様々な場所、立場で仕事をする人たちです。また、メンバーのほぼ全員がNPファシリテーターの資格をもち、NPプログラムの実践経験が豊富だったことから、BP1プログラムを制作する上で、それぞれの専門性やNPプログラムの経験がいかんなく発揮されました。子育て真っ最中の母親も参加し、BP1プログラムの制作には当事者の声も反映されました。
その結果、BP1プログラムはNPプログラムの良いところを取り入れながら、独自の手法を用いたプログラムとして完成しました。そして実際にBP1プログラムを実践してみると、お母さんだけでなく、赤ちゃんも参加するということもあって、NPプログラムとはまったく様相を異にしたプログラムになっていました。

「私は参加できないのですか?!」という声からBP2プログラムへ

初めて子育てをする母親対象のBP1プログラムが広がる中で、「私は参加ではないのですか?!」という声が、2人目、3人目以上の赤ちゃんを育てているママたちから多く聞かれるようになりました。また、「初めての赤ちゃんも大変だけど、ほんとうにどうしていいのか、わからず四苦八苦しているのは、自我が芽生えはじめた幼児期の子どもを育てている母親たちだ」というファシリテーターからの声もたくさん聞かれるようになりました。
そこで、BP1プログラムのきょうだいプログラムとして、2人目以上の赤ちゃんを育てている母親と赤ちゃんが参加するBP2プログラムを制作することになりました。2016年2月に新プログラムの制作プロジェクトを立ち上げ、少し時間がかかりましたが、2018年9月のKKI 第26回フォーラムにて発表し、実施に移されています。
BP2プログラムの誕生にともない、2つのプログラムで共通に使用できるように、従来の参加者用テキストに幼児期の子どもとの関わり方を追加し、大幅に改訂して、「カラー図解版」として2018年7月に上梓しました。また、BP2プログラムのDVDとファシリテーター・ガイドを作成するとともに、BP1プログラムのDVDも改訂し、第3版となりました。これらについては、「出版物/DVD」ページをご参照ください。
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