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BPプログラムの短期ミッション
短期ミッションは、プログラム終了後1~2か月くらいまでに達成すべき課題です。
BPプログラムの短期ミッションは、「ピアレビューができる子育て仲間づくり」と「少し先を見通した子育ての知識の学習」により、「親の育児ストレスを軽減させ、親自身が心身ともに安定して子どもに関われる状況をつくること」です。
「ピアレビュー」とは、同じように育児をしている親同士が、お互いに教え合ったり、学び合ったりする」ことを意味しています。 「いじめ」と背中合わせの長い学齢期を過ごしてきた現代の子育て世代は、一見仲良く話し合っているように見えても、当たり障りのない話題に終始し、ほんとうに聞きたいことや知りたいことについて話題にさえのぼっていないということがよくあるようです。
そこで、BPプログラムでは、子育てにおいてピアレビューができるという関係性の仲間づくりをめざしています。そのため、プログラムの中には、お互いの育児の現状や聞いてみたいことや困っていることを出し合えるよう、ときにBPファシリテーターがサポートしながら、話し合う時間をたくさん取っています。
BPプログラムの中期ミッション
中期ミッションは、子どもが乳幼児期の間、少なくとも少年・少女期までには実現したい内容です。
BPプログラムの中期ミッションは、「親子の絆」を深めることにより、子どもの心に「心の安定根」をはぐくむこと、です。
以下の文章は、BP1プログラムでもBP2プログラムでもDVDの最後に流れるBPプログラムから親へのメッセージです。
子どもにとって乳幼児期は、一生を生きていく上で、最も大切な心の基礎、すなわち「心の安定根」を作る大事な時期です。子どもの「心の安定根」は、「起き上がりこぼし」のように、倒れても起き上がれる、しなやかでねばり強い人格の素になります。乳幼児期にはぐくまれる「心の安定根」は、子どもにとって親から贈られる「一生の宝物」です。 子どもが、自分は「守られている」「安全で安心できる」「愛されている」と感じられるような環境をつくりましょう。そのことが、子どもが思春期を乗り越え、社会の中で自立して生きていけるための力強いエネルギーの源になります。今の努力は思春期以降にもつながっているのです。
ここにありますように、BPプログラムが直接的に実現をめざす目標が中期ミッションに当たります。
BPプログラムの長期ミッション
BPプログラムの長期ミッションは、ひとつは「親の人生を支援し、子ども虐待の予防や産後うつ病などを予防するとともに、子どもを生み育てる人生を生きて良かったなぁ、と自分自身の人生を振り返れるように、親の人生を支援すること」、そしてもう一つは、「心身ともに健康な子どもを育てること」です。BPプログラムの参加者用テキストには、「思春期から花ひらく乳幼児期の子育て」という副題がついています。 親はみな、子どもの幸せを願っています。その願いを突き詰めてみると、「子どもが思春期・青年期をのり超えて、いきいきと社会人として巣立っていくこと」ではないでしょうか。
「思春期から花ひらく乳幼児期の子育て」という副題は、BPプログラムがめざしている「幼児期や少年少女期は華だったけど、思春期、青年期になるにしたがって元気がなくなり・・・」という子育てではなく、「思春期・青年期になるに従い元気になり、いきいきと社会に巣立っていく」、そんな「子育ての目標」を表しています。